日本近代洋画のあけぼの
高岡市美術館。
日本近代洋画の始祖、高橋由一の「鮭図」。今回の山岡コレクションのそれは、東京芸大にある「鮭」よりも後に描かれたものなのだろうか。背びれを右に向けて、半身のほとんどが切り取られている。そして、木目を生かして板に描かれ、鮭そのものの細密度も増しているようだ。
その大きさと確かな技術から一際目立っていたのが、五姓田義松の老婦人と少女を描いた「人形の着物」。聞けば、この人は日本人で初めてパリ・サロンに入賞した画家らしい。ただ、技術の先にある壁に煩悶し、次第に荒んでいったとのこと。
最近、美術書のコーナーでも、日本近代洋画家の本をよく見掛ける気がする。忘れ去れた凄い人が隠れていそうで、興味が沸く。
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